静かな月夜に。

みなさん、今年の中秋の名月、とっても綺麗でしたね。

「あ。」

と空を見上げてみましたか?

私はこの夜、善光寺さまで呼吸のおけいこだったのですが

準備のために本堂に向かうとき

「あ。」

となりました。

夕暮れと夜のあいだの時間に、すでに輝く月を見つけて。

そういう瞬間、思わず知らず口がぽかんと開くものですね。

「あ。」って声も出てしまいます。

口が開いて、声が出た一瞬、からだは力がふっと抜けています。

緩む、一瞬。

そのわずかな時間がからだにはとても大切で、

動きの連続・緊張の連続・思考の連続 これに押し流されていると苦しくなります。

自分の中で流れているスケジュールに支配されすぎないように、一息つく。

美しい月や、いつも歩く道に咲く花や、まちの匂いや音や光。

そこはかとなく、良いなあと感じられるのは、からだが緩んで空白があるから。

自分でその空白は作れます。そのいちばん簡単な方法は「呼吸」です。

ワークショップでは実際呼吸をみんなで行いながら、そんなお話もしています。



ワークショップの様子をお庫裏さんが撮影してくださいました。

夜の雰囲気が出てる!夜の本堂でこんなおけいこが行われているとは(笑)。

贅沢な時間でした。

善光寺さま、ご参加くださったみなさま、ほんとうにありがとうございました。


おけいこの後はお楽しみの甘い時間。
この夜のために特別に作っていただいたプリンと、ノンカフェインのコーヒーでひと休みです。
静かな月夜のおけいこも最後はにぎやかな女子会となり、きゃいきゃいと体温も上がるおしゃべりをして、無事にお開きとなりました。
ご協力いただきました ANDLADYさま、可愛いくて美味しいお菓子をありがとうございました。
栗の月とアイシングのうさぎさん。

帰る頃には、さらに冴え冴えとした月が。
片付けをしながら
またぽかーんと口が空いていました。