初めての。。。

遺伝子は自分の設計図。

となにかで読みました。

目には見えないし、「こういう感じで進めます」って誰かがプレゼンしてくれるわけでもなく(ましてや打ち合わせやすり合わせやアレンジメントなどはしてもらえないのだ)、たった1枚の設計図が自分の体内で強大な支配力をもって存在している。

知らないままのほうがいいような気もしていたけれども、そこはやっぱり好奇心と職業的探究心が勝ってしまって、このたび初めて自分の設計図の、ほんの一部分ではありますが、知る機会を得ることとなりました。

ひとくちに遺伝子検査といってもいろんな種類があるのですね。

今回私がやってみたのは「肥満遺伝子検査キット」です。

おお、怖い。。。

今までの体の維持法がまったくもって的外れだったらどうしましょう、設計図に合わぬことを延々とやり続けていたとしたら、もう自分の遺伝子に愛想をつかされてしまうのではないかしら(笑)。そんな不安がよぎりつつも、ワクワクの気持ちのほうが断然強いので心配ダワなんていうのは一瞬で忘れ去り、にやつきながらじぶんの口内をでっかい綿棒のようなキットで舐りたおし、説明書の通りにしばらく乾かしたのち、厳重に密閉しセンターへと送付したのが数週間前のこと。

先日きました、結果が。

ざっくり言いますと、私の肥満遺伝子は自分の予想とまったく違うものであった、ということ。

やっぱり一瞬で忘れた不安が的中したという顛末でした。

まったくもって的外れに自分のことをカテゴライズしていたんだわ

ということが分かりました。

どんなタイプの肥満遺伝子で、どんなことに気をつけたらいいかということももちろん勉強になり、ほほーと思ったのですが、何がいちばん心に響いたかって

「自分のことなんてなーんにも知らなかったんだ」

と。このことに尽きます。

今までぼんやりと感じてはいたけれど、「己を知れず」の状態が鮮やかに提示されたわけですねえ。いやはや。からだって、こころって、おもしろいなあ。生命っておもしろい。

知らないことだらけって、ほんとうにおもしろい。

だから、もっと知りたい。探りたい。新しい扉、開きたい。

アドバイスシートに大好きなポテトチップスが「控えたほうがいい食品」にズバリ記載されていたけれど、くじけない(笑)!

ひとまずたんぱく質を多く摂取するようにとのお達しなので(私の肥満遺伝子は筋肉がつきにくいバナナ型らしいです)毎日豆乳を飲み始めた素直な私です。

遺伝子検査、楽しいですよ。

ふだん見せてもらえない自分の設計図がご開帳され、からだのリノベーションの一助となるやもしれません。