N is for " Nothing comes of Nothing ".
「蒔かぬ種は生えぬ」
かわいいスミレの花。
より多く、より遠くへ種を散布するため、種に蟻が好む成分を仕込み、それに反応した蟻が種をせっせと運んでいるという話を聞きました。あらゆる手段を使って生存競争に挑んでいる植物の力はすごいです。
人間はどうでしょう。
子孫繁栄の観点ではなく身体維持・自己改善に目を向けてみましょう。
「今日をどう生きるか」がすべからく未来の自分を作ります。
今日蒔いた種が、明日劇的に開花するスペシャルなこともあれば
今日蒔いた種が、1年後にようやくちいさな芽を出すという待ちわびた奇跡が起きることもあります。
時間の差はあれど必ず起こる変化のために、だれかが種を蒔いてくれるのを待っていてはいけません。
種を蒔くのはいつも自分。
お店にはいろんな悩みや、こうなりたいという希望をもってみなさまご来店されます。
お店でできる施術は限られていますが、ご自身で取り組んでいただくポイントをさまざまにお伝えします。そうして、日々の生活や習慣を少し変えてみる、意識を少し変えてみる、それが種蒔きです。ご来店されたその日から「少し」変えてみる。その種蒔き。
種を蒔かれた方は、次にお会いしたときにはもう違っています。
その変化に自覚がある方もあれば、わからない方もあります。
でも種蒔きをした方と、後回しにした方とでは大きな差が見てとれます。
蒔いた種がなかなか芽を出さなかったら、やはり問題点を見つけて工夫をしたり、そもそも種を蒔く以前の土壌から見直してみたり、あれこれ手を尽くさねばなりません。
そうした対策を重ねることだって、種を蒔いてみなければ始まりません。
私たちがいくらお店で施術をしても、蒔かぬ種は生えぬ、ということです。
まずご自分で最初の一歩を踏み出していただければ、私たち、サポートに力は惜しみません。
ご自身で種を蒔いてみたものの、満足する結果が得られないとお悩みの方もぜひご相談ください。芽が出るまで二人三脚でがんばりましょう。きっとお力になれます。
ご自身の未来をつくるのは、まぎれもない今日のあなた。
種を運んでくれる蟻はいないのですから。
0コメント