P is for Paraffin bag.
「温めればからだは変わる」
見てください、この美しい汗!
足の指先までつぶつぶの汗が出ています。
ご来店いただいたお客様に許可をいただき(ご協力感謝いたします!)掲載させていただきました。
私けっこう汗っかきです
という方も、本当は首から上だけしか汗をかいていないかもしれません。
年齢とともに足の先や手の先の汗腺は開きにくくなり、首から上の汗腺だけがいつまでも開いています。「汗っかき=代謝が良い」のではなく体内の熱が頭部に向けて上昇し、末端は冷えたまま、機能している首から上の汗腺からのみ汗が出る「冷えのぼせ」の状態であることが多いです。
からだ全身に汗の出る汗腺が200万~500万個ありますが、実際に機能しているのはその半分であるといわれます。夏場、冷房のきいた部屋にいることの多い現代人は体温調節のための汗腺の働きがどんどん衰えているとの研究結果もでています。
代謝を高め、免疫力を上げるためにも汗腺を鍛えることは重要です。
菊川ではパラフィン(特別な配合の蝋を専用の溶解器でとかしたもの)を袋にいれたものを、施術の際に使います。
※写真のおみ足の下に敷いてある白いものがそうです。
おからだを触ると温かい部分もあれば冷たい部分もあります。その冷たいところをピンポイントに温めるのにパラフィンバックは最適です。
冷えの度合いが強いと、袋の中のパラフィンはどんどん固まります。液体だったものがものの10数分で固体になってしまいます。そういう時はどんどん新しいパラフィンと交換してしっかり温めていきます。
この固まっていく時間も個人差があって、割と長い時間パラフィンがやわらかいままじんわり温かい方もあります。
汗の出方も、2時間温めても一粒の汗も出ない方もありますし、今までつぶつぶの汗なんてスポーツしてもかいたことないのにすごく出た!という方もあり、反応はさまざま。
その汗の様子を目の当たりにすることでもご自分のお体の状態を認識していただけると思います。
パラフィンは本当に温かくて(作りたてはかなり熱いですけど…)じっくり芯がぽかぽかしてきます。これから冷房がきつくなる季節、おからだがだるかったり、足首の冷えがつらかったりしたら、一度このパラフィンの温かさを体験してみてください。
きっと初めての感覚に驚かれることと思いますし、温かいって心地がいいなあと、ほっとしていただけると思います。
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